LIVING TIPSプロ直伝のお掃除術ホコリのたまった「網戸&サッシ」を
時短でキレイに♪
November 30, 2022

暖かくなって、窓を開けて過ごすことも増えるこの季節。もしも網戸にホコリがたまっていたら、お部屋に入ってくるせっかくのフレッシュな空気も汚れてしまいます。家事研究家 高橋ゆきさん直伝のお掃除術、今回は網戸&サッシを時短でお掃除するテクニックをご紹介します!

網戸編 POINT 01

最初から水や洗剤はNG!
まずは徹底的にホコリをとって

網戸のお掃除をさっと済ませるコツは、最初から水拭きしたり洗剤を使ったりしないこと。たまったホコリや汚れに水を加えると、ダマになるなど、かえってこびりついてしまい、落としにくくなります。

そこで、まず乾いた状態で徹底的にホコリを落とすことが最初のステップです。網戸の外側の掃除をするときは、こうして内側に新聞紙を貼っておくと部屋に汚れが落ちません。

このときおすすめのお掃除アイテムが、静電気効果でホコリを簡単に落とせる「ストッキングだんご」です。

使い古しの靴下とストッキングで作る
「ホコリとりグッズ」

「使い古した靴下」を筒状に丸め、それを「伝線したストッキング」片脚分に入れてさらにクルクルと丸めていくだけ。これで手のひらサイズのかわいい「ストッキングだんご」が完成!ストッキングの静電気効果でホコリや汚れをさっと落とせます。エコなばかりか使い捨てもできる、一石二鳥のお掃除アイテムです。

網戸編 POINT 02

スポンジとぞうきんの「サンドイッチ拭き」で仕上げ!

よくホコリを落としたら、ここで初めて洗剤と水拭きの登場です。石鹸を泡立ててスポンジで泡をすくい、固くしぼったぬれぞうきんとで網戸をサンドイッチ。汚れをぞうきんに押し出すようなイメージで、上から下へ一定の方向に移動させて拭いていきます。

液ダレさせずに泡の力で汚れを押し出すので、泡立ちのいい固形石鹸がおすすめです!

用意しておくと便利な「古ハブラシ」

何本か用意しておくと便利なのが、お掃除の万能アイテム「古ハブラシ」です。サンドイッチ拭きでも落ちないしつこい汚れは、市販のクリーム状のクレンザーをつけた古ハブラシでこすり落としましょう。その後、もう一度サンドイッチ拭きをして仕上げます。

ちなみにお子さんのいるご家庭は、古くなった子供用の歯ブラシもキープしておきましょう。大きな歯ブラシが入らない、細いすき間の汚れ落としに便利です。

サッシ編  POINT 01

桟の泥汚れは掃除機で吸い取る!

桟に詰まったホコリや泥、ゴミも網戸のお掃除と同じようにまずは乾いた状態のまま取り除きましょう。最初はぬれぞうきんは使わずに、徹底的に掃除機をかけてください。

なお、家の中にも使う掃除機のノズルでこうした部屋の外の汚れを吸い取るのが気になるときには、トイレットペーパーの芯を斜めにカットして「使い捨てノズル」を作り、取りつける方法もあります。

サッシ編  POINT 02

「マンゴーカット」したスポンジでレールを拭き掃除

汚れを落としたら、住宅用洗剤をスプレーしたスポンジで拭き掃除をします。このときスポンジにひと工夫!マンゴーを食べるときのように格子状の切り込みを入れておきましょう。この切り込みが桟のレールを挟んでしっかり汚れを落とします。

サッシ編  POINT 03

仕上げの「水拭き」で洗剤液をしっかり拭き取る

マンゴーカットしたスポンジで拭いたら、固くしぼったぬれぞうきんで仕上げ拭き。洗剤液が残らないようにしっかり拭き取ります。なお、それほど汚れがたまっていなければ、洗剤をつけずに水でぬらしたスポンジで拭くだけでもOKです。その場合も、水気が残らないようしっかり仕上げ拭きをしましょう。

【監修】高橋 ゆき さんYuki Takahashi
家事代行の株式会社ベアーズ取締役副社長。家事研究家。キッズからシニアまで暮らしの向上を研究し、家事のスペシャリストとして各種メディアで活躍。日用品をアレンジした多彩なアイディアグッズを駆使し、効率的な家事のノウハウを紹介。