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KURASUMA

ライフスタイルコラム

冬こそ那覇へ。アートやカルチャー、歴史を楽しむ、体も心も温まる旅

#建築・デザイン #Well-being
 のイメージ

Photo by Nacasa & Partners

初めて沖縄を訪れる際、多くの方が選ぶのはやはり夏。しかし、実はリピーターの間で注目されているのが、秋冬のオフシーズンです。穏やかな気候の中、観光地の混雑も落ち着くこの時期の那覇では、ハイシーズンとはひと味違った楽しみ方ができます。 今回は、沖縄UDSが運営する「ホテル アンテルーム那覇」 と「ホテル ストレータ那覇」の2つを訪れ、「ホテル アンテルーム那覇」の支配人・國吉早希さん、そして広報担当の稲里なおみさんにお話を伺いました。沖縄UDSは、野村不動産グループの一員であるUDS社が企画設計した4つのホテルを運営しています。ホテルのユニークな特徴とともに、心も体も温まる旅の楽しみ方をご紹介できればと思います。

國吉早希 Kuniyoshi Saki

國吉早希 Kuniyoshi Saki

ホテル アンテルーム 那覇 支配人 沖縄県出身。人材派遣会社で営業、法務などを経て2017年入社。
人事、ホテルフロントなどを経験した後、2023年に支配人へ就任。
稲里なおみ Inazato Naomi

稲里なおみ Inazato Naomi

広報・マーケティング エグゼクティブアシスタントマネージャー
鹿児島県出身。WEBマーケティング会社を経て2020年入社。同年より現職。

スポーツの秋冬、芸術の秋冬

沖縄の歴史や文化の中心地である那覇。観光名所やレジャー施設、飲食店も豊富で、那覇にいるだけでも十分に楽しむことができます。初めて沖縄を訪れる方は夏を選ぶことが多いですが、リピーターの過ごし方は千差万別。思い思いのスタイルで沖縄を楽しんでいるようです。



「夏が過ぎると、スポーツシーズンがやってきます。12月には那覇マラソン、2月にはおきなわマラソンが開催されることもあり、海沿いを走りながらトレーニングされる方の姿が増えてきます。自転車で沖縄を縦断するのも根強い人気がありますが、これも真夏よりは秋冬に適したアクティビティですよね。ゴルフを楽しむのにも、秋冬の爽やかな気候がぴったりです。また、海には入らなくても、11月までビーチフェスが開催されていたり、12月でも海を眺めながらBBQを楽しんだりできます」



オフシーズンにおすすめのスポットとして、國吉さんが真っ先に挙げたのが「やちむん通り」。「やちむん」とは沖縄の言葉で「焼き物」を意味し、その名の通り、沖縄の伝統的な陶器を扱う工房やギャラリーが並ぶスポットです。


厚みのある手ざわりや、素朴な風合いが魅力

「6~10月はかなり混雑しますが、その時期を外せば、ゆっくり散策しながら作品を吟味できます。職人さんにも話しかけやすくなるので、制作の過程を見たり、シーサー作りを体験したりと、より深くやちむんの魅力に触れられるのではないでしょうか。カフェや食事処もあるので、ぜひ足を運んでいただきたいですね」

歴史が好きという稲里さんは、「沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)」をピックアップしてくれました。
「琉球王国時代から続く沖縄は、中国や東南アジアとの中継貿易によって栄えてきた歴史があります。沖縄ならではの貴重な展示や資料が揃っていて、とても面白いですよ。」


沖縄県立博物館・美術館

また、最近では「那覇文化芸術劇場なはーと」のイベントをチェックしたり、市内のギャラリーを巡ってアートやカルチャーに触れるといった旅行スタイルも人気があるそう。沖縄を訪れる人々のニーズはますます多様化しています。

那覇文化芸術劇場なはーと

アート&カルチャーの今を発信する、ホテル アンテルーム那覇

そんな背景を踏まえつつ、2020年に開業した「ホテル アンテルーム那覇」は、常に変化するアート&カルチャーの“今”を発信するホテル。特別な時間と空間のなかで、アートやカルチャーとの出会いを演出し、沖縄ならではのローカルな息吹を感じられる体験をお届けしています。

強いデザインインパクトを持つ外観にはじまり、エントランスホール、風除室、レストラン、パブリックスペース、客室まで、館内の至るところにはアート作品が。それぞれの制作秘話についてもお伺いしました。


Photo by Nacasa & Partners

「外観には、クリエイター集団『SANDWICH』のディレクターを務める名和晃平さんの絵画を起用しています。名和さんは彫刻を中心に手がけられていて、アナログとデジタルが融合する独自の世界観が国内外で高く評価されているアーティストです」

館内に足を踏み入れた瞬間、見たことのないようなユニークな空間に思わず歓声を上げてしまった取材班。ホテルを訪れたゲストは、アートを背景に何枚も写真を撮る方も多いのだとか。


エントランスホール壁面 大和美緒≪RED DOT(BIO)≫/オブジェ 堀口葵≪knit≫

「ホテルの中心にあるギャラリースペースは、アーティストやクリエイターのための発信と交流の場です。沖縄にゆかりのある方を中心に随時展示を開催していて、来るたびに異なる作品が楽しめる点が好評ですね」

取材時に開催されていた写真展では、多くの人が気軽に作品鑑賞を楽しむ姿が見られました。


作家:石田 恵嗣(Keij Ishida) 撮影:Kenji Minei

屋上でのんびり、部屋でおこもり

アートを楽しむのはもちろんですが、屋上や客室でぼんやり過ごすのもおすすめだと、國吉さんは話します。

「屋上には、まるでヘリポートのようなスペースがあり、空と海を間近に感じながらゴロンと横になると、とても解放的な気分になります。」

「那覇市内で全室ハーバービュー、テラス付きのホテルはほとんどないので、ぜひテラスに出て、コーヒーやビールを片手に海を眺めながらリラックスしていただきたいですね。このロケーションでリゾート気分を味わえるのも醍醐味なので」


Photo by Nacasa & Partners


Photo by Nacasa & Partners

秋冬はまったり過ごす“おこもりステイ”も人気。好きな飲み物や食べ物を持ち込んで、ただひたすら部屋でくつろぎながら海を眺める——そんな贅沢な時間の過ごし方も、この季節ならではの楽しみ方です。

地域とのつながりを大切に

また「ホテル アンテルーム那覇」は、地域との関わりが深いホテルだそう。外国人スタッフが日本に馴染めるようにと始めた「みんなでご飯を食べる会」は、次第に社内の枠を超え、地域の外国人も参加する場と広がりました。メンバーは地域清掃やビーチクリーン活動を通じて、地元との交流をさらに深めているとのこと。地域貢献に関心の高いスタッフが多く、それらを実現するのが國吉さんの役割だそうです。


シーサーとアートをかけた作品 ワンマイザー≪SHiSART≫。明るい未来への願いを込めて

「フランスのグラフィックアーティスト、ワンマイザー氏の来日個展が開かれた際に、主宰の画廊さんや沖縄の企業と連携し、チャリティーオークションも開催されました。売上の一部は、地域の子ども食堂や海洋ゴミ問題に取り組む団体へ寄付しています。また、日常的な取り組みとして、交換したトイレットペーパーを子ども食堂に寄付したり、忘れ物の未開封の飲料や食品をフードバンクへ届けたりしています」

歴史と魅力の層を重ねていく、ホテル ストレータ 那覇

続いて「ホテル ストレータ 那覇」へ。本ホテルのコンセプトについては、稲里さんが語ってくれました。



「STRATA(ストレータ)」は、地層という意味を持ちます。この土地に積み重ねられてきた歴史や文化を、滞在を通して感じ、新たに訪れる方々と地域の方々との交流をきっかけに、新たな魅力を積み重ねていきたいという想いが、この名前に込められています」

「沖縄はさまざまな国の文化が交じり合い、独自のカルチャーを育んできました。琉球王国時代から、首里との往来の要となったこの美栄橋で、多彩な人々の交流から新しい沖縄らしさを育み、発信していく場所を目指しているんです」
 
Photo by Nacasa & Partners
 
重力や熱を意識した造形表現を手がける作家による陶芸

ホテル内を見せていただくと、首里織を使用したクッションやフットスロー、紅型染めを使ったアートワーク、沖縄の作家によるランプシェードのほか、琉球ガラスや琉球漆など、今もなお継承されている沖縄の伝統工芸が客室やパブリックスペースに取り入れられていました。

「沖縄の歴史や文化、自然を大切にし、現代の工芸作家とのコラボレーションから生まれた沖縄らしさを感じられる設えになっています。開業前から一緒に取り組んでもらっているので、単純に置いてあるだけではなく、空間に馴染んでいることを感じていただけたら、とてもうれしいですね」

冬の沖縄は暖かく過ごしやすく、観光客も少ない穴場シーズン

「ホテル ストレータ那覇」の魅力は、なんといっても利便性の高いロケーション。沖縄都市モノレールの「美栄橋駅」から徒歩約30秒です。

「県庁や金融機関、メディアなどがひとつ隣の駅にあり、ビジネスパーソンの方々にとっては年間を通して利用されます。昼間は仕事に集中し、夜には国際通りで飲みに行く方も多いですね。昔ながらの市場やディープな飲食店をホッピングするのも、混雑が緩和される秋冬は、フットワーク軽く動きやすいと思います」

緑に囲まれたゆったり時間が流れる空間で楽しめる、沖縄を感じる朝食も大人気。2025年7月よりビュッフェ内容もリニューアルしています。また、ホテルの最上階には、那覇市内でも希少なルーフトップバーが。那覇のまちを一望する開放的な屋外テラスには水盤を設け、リゾートの高揚感を高めています。


Photo by Nacasa & Partners


Photo by Nacasa & Partners

「観光客が最も少ないのは、年末年始を除いた12月から2月です。気温はそれほど寒くなく、台風も来ないため、飛行機やホテルが比較的お手頃な価格で利用できます。沖縄といえば海のイメージが強いですが、マリンスポーツを目的にしなければ、むしろ狙い目の時期と言えるでしょう。真夏には若い方が、この時期は大人の方が多く訪れている印象ですね」


ホテルから大人気スポットの国際通りまでは、徒歩約8分の近さ

「旅行者向けの免税品を取り扱うDFSやアウトレットでのショッピングも、人が少ない時期の方が買いやすいと思います。首里城や水族館などの主要観光スポットも、ゆったりと楽しめます。国際通りをぶらりと歩くだけでも十分に満喫できますし、徒歩エリアではないですが、瀬長島もおすすめです。瀬長島では素晴らしい景色を楽しみながら、メイドイン沖縄のセレクトショップで買い物をしたり、沖縄ならではの食材を使ったご当地グルメを味わったりと、あっという間に時間が過ぎてしまいます」


ストレータ目の前の「美栄橋」駅から7~8分の、「おもろまち」駅にある免税店「Tギャラリア沖縄」


日本の“アマルフィ(世界遺産)”とも呼ばれる「瀬長島ウミカジテラス」

沖縄はリピーターが多く、3~4回訪れる人も珍しくありません。沖縄には本州とは異なる独特の歴史や文化があり、街を散策するだけでも飽きることなく、地元の方との交流も旅を特別なものにしてくれます。訪れるたびに新たな発見と感動が待っている那覇。まさに体も心も温まる旅先と言えそうです。


ホテル ストレータ那覇(ガーデンプール)

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