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マンションの子供部屋~コンパクトな空間を心地よく機能的に整える~

#子ども #インテリア
(野村不動産分譲済モデルルーム事例)のイメージ
(野村不動産分譲済モデルルーム事例)
マンションの子供部屋はコンパクトな空間だからこそ、隅々まで目が行き届きやすく、工夫次第で子供が落ち着いて学び、過ごせる部屋にすることができます。モデルルームの実例を交えながら、限られた面積を活かして、心地よく機能的に整えるためのポイントをご紹介します。

Yuu(尾間紫)

一級建築士事務所 OfficeYuu代表。
一級建築士、 インテリアコーディネーターとして数多くの現場経験や相談実績をもち、住宅リフォームコンサルタントとして快適な住まいづくりのノウハウを発信している。

マンションの子供部屋、限られた空間だからこそのメリット


コンパクトな空間だからこそ、ていねいに計画を立てることで、心地よく、集中しやすい子供部屋がつくれます

マンションの子供部屋は、限られた空間だからこそのメリットがあります。

子供にとっては、「自分の居場所」として認識しやすく、持ち物の管理がしやすいので、整理整頓の習慣がつきやすくなります。また、親にとっても、隅々まで目が届きやすく、快適な環境を保ちやすくなります。

さらに、家具や収納、インテリア、室内環境など、細部まで計画を立てやすくなるので、完成度の高い空間にしやすいのもメリットのひとつ。子供部屋が広すぎる場合、無駄なスペースが生まれたり、片付けが行き届かず、集中力を削いでしまったりといったこともあります。

最近の住まいづくりでも、家族のコミュニケーションを重視し、子供部屋の面積は抑えて、リビング学習のスペースを充実させたり、家族で共有のワークスペースを持ったりといったプランも人気です。

一方で、柱や梁による制約、収納不足、北側配置による寒さなど、マンションの子供部屋ならではの工夫が必要な点も。コンパクトだからこそのメリットを活かしつつ、子供部屋を心地よく機能的に整える5つの工夫をご紹介しましょう。

コンパクトな空間を心地よく機能的に整える5つの工夫

1.造作家具で美しく効率よく


柱を活かした造作棚やデスク、収納。スッキリ納まるので、部屋を美しく効率よく使えます(野村不動産分譲済物件モデルルーム事例)

マンションの子供部屋には、柱や梁による凹凸があることもあります。既製品の家具では、うまく入らなかったり、中途半端なデッドスペースが生まれたり。

そんな時に、役立つのが造作家具です。造作家具は、部屋の寸法に合わせて自在に設計できるので、空間を無駄なく使い切ることができます。

例えば、柱があってレイアウトが限られる部屋でも、造作家具なら、好みのデザインで部屋に合わせてぴったりと設置ができるので、すき間なく、統一感のある美しい空間にすることができます。

柱を活かして小さな棚を設けるアイデアもあります。お気に入りの絵本やぬいぐるみを飾れば、大切な宝物を飾る自分だけの小さなギャラリーになることでしょう。

変形の部屋だからこそ活躍してくれるのがオーダーメイドの造作家具。子供と一緒に、わが家だけの子供部屋デザインを考えるのも楽しいひと時になります。


造作家具と収納扉をトータルでコーディネート。統一感のある空間は狭さを感じさせず、居心地のいい子供部屋になります(野村不動産分譲済物件モデルルーム事例)

2.部屋も子供と一緒に成長させる


棚は身長に合わせて高さが変えられるようにしておくと、成長と共に使いやすい子供部屋になります(野村不動産分譲済物件モデルルーム事例)

子供の成長は想像以上に早いもの。小さな頃の遊び場は、小学生の学習スペースへ。やがて中高生のプライベート空間へと、役割を変えていきます。収納する物も変わります。おもちゃは趣味の物へ、衣類も畳むものから吊るす物が増えていきます。

大切なことは、部屋も子供と共に成長させられるようにしておくこと。

例えば、ハンガーパイプは小学生の頃は低い位置に設置して、自分で服を選び、片付けられるようにしておくことで、片付けの習慣がつきやすくなります。中学生になったら身長に合わせてパイプの位置を高くし、制服やコートをかけられる高さに調整できるようにしておくといいでしょう。

デスク周りの本棚も、小学生の頃は目線の高さに配置して手に取りやすくし、成長とともに棚を増やせるようにしておきます。

部屋のつくりで、子供の行動や意識は自然と変わるもの。部屋をきれいに保ち続けるために大切なのは、自分で整理整頓をしやすい収納にしておくことにあります。可変性のある家具を取り入れることで、長く快適に使い続けることができる子供部屋になります。


イタリアの家具ブランド「マジス」のチェア。子供でも持ち運びができるよう軽量に設計。成長に合わせて、シートの高さを3段階に調整することが可能です(Little Big chair/MAGIS)
※野村不動産カスタマークラブ会員限定で、「野村不動産のインテリアサービス」にてご購入いただけます。商品の販売状況によっては品切れとなっている可能性がございます。
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成長に寄り添う名作デザイン家具もあります。座面の高さを調整でき、幼児期から大人まで長く使えるデザインチェアや、オブジェにもなるコート掛けなども。

一緒に成長していく家具をていねいに選ぶことは、良いものを長く大切に使う心を育ててくれます。部屋も子供と一緒に成長する。そんな柔軟性を持たせることが、快適な子供部屋づくりの大切なポイントです。


遊び心満載のキッズコートスタンド。楽しみながら片付けの習慣付けができ、オブジェとしても楽しめます(PARADISE TREE/MAGIS)
※野村不動産カスタマークラブ会員限定で、「野村不動産のインテリアサービス」にてご購入いただけます。商品の販売状況によっては品切れとなっている可能性がございます。

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3.集中力が高まる学びの空間をつくる

デスク全体をしっかりと均等に照らすことのできるシェード幅の広いデスクライト(C3764デスクライト/浜本工芸)
※野村不動産カスタマークラブ会員限定で、「野村不動産のインテリアサービス」にてご購入いただけます。商品の販売状況によっては品切れとなっている可能性がございます。

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子供の勉強への集中力を高めるためには、視界に入る情報量をコントロールすることが大切だといわれています。

デスク周辺には、カレンダーや時間割など必要最小限のものだけを配置し、片付けやすい収納を整えることで、視覚的なノイズを減らし、集中しやすい環境が作れます。

デスク周りは、ブルーやグリーンなどの寒色系で落ち着いた色を選ぶといいでしょう。気持ちが静まり、勉強に向き合いやすい環境になります。

手元を明るく照らすデスクライトも忘れずに。ただし、部屋を暗くして手元だけ明るくするのは、光の対比が強すぎて目に負担を掛けます。部屋全体を明るく柔らかく照らす照明と組み合わせましょう。


リビングやダイニングの一角にスタディ用の造作カウンターを設置。落ち着いたリビング学習の場になります(野村不動産分譲済物件モデルルーム事例)

学びの場は、必ずしも子供部屋の中だけで完結させる必要はありません。

小学生の頃はリビング学習が中心になることも多く、中学生になっても、リビングやダイニングで勉強を続けるケースもあります。

ダイニングテーブルを使う場合は、文房具や教科書を収納できるワゴンやボックスを用意しておくと便利です。壁面にスタディ用の造作カウンターを設置すれば、より落ち着いた学習環境がつくれます。

子供部屋には集中して取り組む場を、リビングには家族と共に学ぶ場を。両方の環境を整えることで、その時々に合った場所を選びやすくなり、暮らしの中で無理なく学習習慣が定着しやすくなります。

4.健やかに過ごせる環境づくり

断熱性能が高く、窓際の寒さを防ぐハニカムスクリーン。夏の強い西日も遮光生地でシャットアウトしてくれます(ブレアHS-1114ストラル遮光(オークル)部品色ナチュラルブラウン(木目調)/ タチカワブラインド)※商品の販売状況によっては品切れとなっている可能性がございます。

マンションの子供部屋は北向きにあることも少なくありません。冬は寒く、夏は湿気がこもりやすいこともあるので、四季を通じて快適に健やかに過ごせる環境を整えましょう。

室内環境は、子供の体調管理や集中力に、想像以上に影響します。

冬の寒さ対策のポイントは窓にありますので、厚手のカーテンや断熱性の高いハニカムスクリーンを取り付けると冷気を防ぎやすくなります。窓際にベッドや机があると、冷気を感じやすいので、家具のレイアウトにも配慮をしましょう。

梅雨から夏にかけては、換気と除湿を忘れずに。サーキュレーターや除湿器などの家電製品を適宜取り入れ、快適な室内環境を整えましょう。

5.本物志向のインテリアで感性を養う


イタリアデザインのミニマムで美しい掛け時計。枠の部分と文字盤・針のみが立体的に浮き出ています(Tempo/MAGIS)
※野村不動産カスタマークラブ会員限定で、「野村不動産のインテリアサービス」にてご購入いただけます。商品の販売状況によっては品切れとなっている可能性がございます。

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子供部屋は、機能性だけでなく、美意識や感性を育む場でもあります。美しいデザインや色合い、上質な素材など、ていねいなつくりに囲まれて育つことで、自然とものを見る目が育っていきます。

素材感のある家具を取り入れたり、アクセントクロスで壁の一面にデザイン性の高い壁紙を使ったり。長く使える本物を少しずつ揃えていくことも、「大切に使う」「ものを選ぶ目を育てる」ことにつながります。

ただし、子供はいたずら書きをしたり、傷をつけたりしがち。上質でありながら、子供が気兼ねなく使えるものを選ぶのがポイントです。


ベッド、シェルフは共にアクタス。ナチュラルで癒しを感じさせる子供部屋(野村不動産分譲済物件モデルルーム事例)

限られた空間だからこそ、一つひとつの選択を丁寧に重ねることで、子供が心地よく知的に過ごせる部屋になります。家族の暮らし方や成長に合わせて、わが家ならではの子供部屋づくりを楽しんでみてください。

※コラムの内容や掲載商品は執筆時(2026年3月)の情報であり、予告なく変更される場合がございます。最新情報をご確認ください。
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